Moi!Mossらです! フィンランドにワーホリで滞在する半年間の記録をブログに綴っています。 現在は、ロシアとの国境に位置する町、パリッカラ(Parikkala)に滞在中です。
僕がフィンランドにいる間にやりたいことの一つが「野外活動」。 こちらの人は太陽が輝く天気の良い日には、湖畔のサウナへ行ったりピクニックへ行ったり、全身で自然を感じるのが日常だそうです。白夜の時期には、夜22時にピクニックに行く家族もいるとかいないとか……!
ホストファミリーにおすすめのハイキングコースを教えてもらった際、「焚き火ができる場所があるからマッカラを焼いてくるといいよ」とアドバイスをいただきました。
1. フィンランドのアウトドアの主役「マッカラ」
「マッカラ(Makkara)」とは、日本でいうフランクフルトのような大きなソーセージのこと。フィンランドの人たちにとって、長く暗い冬を越えた後の太陽の下で過ごすアウトドアは、幸せな日常そのもの。
スーパーには専用のコーナーがあり、サウナで焼くための「サウナマッカラ」や、刺して焼くための専用棒「マッカラティック」まで売られているほど、フィンランドの日常には欠かせない存在です。
2. 準備:食材と「マッカラ棒」の調達
せっかくなら棒に刺して焼きたいので、資材を調達してきました。
- マッカラ: いつものS-market(Sマーケット)で4本入りを購入。1.98€(約327円)とお買い得。
- マッカラティック(焼き棒): 暮らしの味方Tokmanni(トクマンニ)で購入。4本入りで6.49€(約1,071円)。BBQコーナーに普通に置いてある定番品です。

3. ハイキング(と焚き火)の注意点
出発前に必ずチェックすべきなのが天気予報。 ……といっても、単に雨を心配するだけではありません。ホストファミリーから「焚き火をするなら、森林火災警報(乾燥注意報)が出ていないか必ず確認してね」と念を押されました。マッカラを安全に楽しむための大切なマナーです。
https://www.ilmatieteenlaitos.fi/varoitukset
幸いこの日は大丈夫(むしろ小雨)だったので、以下の装備で出発しました。
- ウェア: トレッキングパンツ、レインウェア上下、ザックカバー
- 焚き火道具: 耐火手袋、新聞紙、アルミホイル、マッチ、マッカラティック
- 食べ物: マッカラ、パン、水
- その他: 国境に近いので身分証明書(これが後で重要になります……)
4. いざ、ミッコランニエミの森へ
今回の目的地は、地元の静かな森 ミッコランニエミ(Mikkolanniemi)。 野鳥の観察スポットとしても知られ、湖を中心に短いコースから13km程度のコースまであり、キャンプ拠点も点在しています。
焚き火は、Tervakummun kota(テルヴァクンプのコタ)で行いました。 Kota(コタ)とは「小屋」という意味。フィンランドのこうした公共施設は本当に素晴らしく、以下のような設備が無料で自由に(常識の範囲内で)使えます。
- 小屋の中と外に、それぞれ焚き火スペース
- 薪が積まれた倉庫(斧や火かき棒、ヤカンまで完備)
- バイオトイレ(用を足したらおがくずをまく)
無料の施設で至れり尽くせりの環境に感謝です。

5. 炎を育てて、マッカラを焼く贅沢
倉庫から薪をいただき、斧で細い焚き付けを作ります。 天然の着火剤として優秀なのが、Koivu(コイヴ=白樺)の皮。これでじっくりと火を育てていきます。
頃合いになったら、マッカラを串に刺して、裏表じっくりと炙ります。 育てた火で焼くマッカラは、外はパリッと、中はジューシー。静かな森の中で過ごすこの時間は、何物にも代えがたい贅沢でした。フィンランド滞在中、一体あと何本のマッカラを焼くことになるのでしょうか。

6. おわりに:国境の町ならではの余談
帰路、ちょっとしたハプニングがありました。 国境警察(Border Guard)の取り調べを受けたのです。
人も少ない国境周辺の町、アジア人が一人で歩いていれば、確かに目立ちますよね。 幸い、在留カードとパスポートを常に持ち歩いていたので、事情を説明して事なきを得ました。
自然を楽しむ自由の裏には、国境を守る人たちの日常もある。そんなことを肌で感じた、忘れられないハイキングになりました。

