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【フィンランド・食と文化】焚き火と「マッカラ」。森の小屋(Kota)で過ごす至福のハイキング

Moi!Mossらです! フィンランドにワーホリで滞在する半年間の記録をブログに綴っています。 現在は、ロシアとの国境に位置する町、パリッカラ(Parikkala)に滞在中です。 僕がフィンランドにいる間にやりたいことの一つが「野外活動」。 こちらの人は太陽が輝く天気の良い日には、湖畔のサウナへ行ったりピクニックへ行ったり、全身で自然を感じるのが日常だそうです。白夜の時期には、夜22時にピクニックに行く家族もいるとかいないとか……! ホストファミリーにおすすめのハイキングコースを教えてもらった際、「焚き火ができる場所があるからマッカラを焼いてくるといいよ」とアドバイスをいただきました。 1. フィンランドのアウトドアの主役「マッカラ」 「マッカラ(Makkara)」とは、日本でいうフランクフルトのような大きなソーセージのこと。フィンランドの人たちにとって、長く暗い冬を越えた後の太陽の下で過ごすアウトドアは、幸せな日常そのもの。 スーパーには専用のコーナーがあり、サウナで焼くための「サウナマッカラ」や、刺して焼くための専用棒「マッカラティック」まで売られているほど、フィンランドの日常には欠かせない存在です。 2. 準備:食材と「マッカラ棒」の調達 せっかくなら棒に刺して焼きたいので、資材を調達してきました。 3. ハイキング(と焚き火)の注意点 出発前に必ずチェックすべきなのが天気予報。 ……といっても、単に雨を心配するだけではありません。ホストファミリーから「焚き火をするなら、森林火災警報(乾燥注意報)が出ていないか必ず確認してね」と念を押されました。マッカラを安全に楽しむための大切なマナーです。 https://www.ilmatieteenlaitos.fi/varoitukset 幸いこの日は大丈夫(むしろ小雨)だったので、以下の装備で出発しました。 4. いざ、ミッコランニエミの森へ 今回の目的地は、地元の静かな森 ミッコランニエミ(Mikkolanniemi)。 野鳥の観察スポットとしても知られ、湖を中心に短いコースから13km程度のコースまであり、キャンプ拠点も点在しています。 http://www.mikkolanniemi.fi 焚き火は、Tervakummun …

【フィンランド・自然と生活】焚き火好き必見!白樺の成分「ベチュリン」がもたらす圧倒的な着火性能

Moi!Mossラです! フィンランドにワーホリで滞在する半年間の記録をブログに綴っています。 現在、ロシアとの国境に位置するパリッカラに滞在しています。 先日、薪のサウナに火を灯すときのこと。滞在先のホストファミリーから、驚くべき「北欧の常識」を教わりました。 「クレジットカード1枚分で十分だ」 サウナを温めるために準備をしていた私に、ホストがこう言いました。 「そんなにたくさん樹皮を使わなくていい。クレジットカードくらいの大きさの皮が1枚あれば、火はつけられるよ」 正直、半信半疑でした。しかし、実際に試してみると、そのわずかな樹皮がシュルシュルと音を立てて激しく燃え上がり、あっという間に細い枝へと火が移っていったのです。 なぜ、白樺の皮はこれほどまでに強力な着火材になるのでしょうか? 秘密は天然のオイル成分「ベチュリン」 白樺(フィンランド語で koivu:コイヴ)が「森のロウソク」と呼ばれる理由は、その白い樹皮に含まれる”ベチュリン(betuliini)”という成分にあります。 火を「育てる」プロセス 白樺の皮はあくまで着火のきっかけ。そこから火を大きくしていくプロセスこそ、フィンランドの生活の醍醐味です。 1. 準備 樹皮を細かく裂くか、ナイフの背で毛羽立たせて火を付きやすくします。 2. 着火 マッチやファイヤースターターで火を移します。 3. 育成 白樺があれば、あとは適度な細さの木を用意しておくだけで十分。もし不安なら、補助として新聞紙や段ボールを少し添えれば、より確実に火を育てていくことができます。 白樺の皮と薪がしっかり乾燥していれば、このプロセスは驚くほど簡単。薪サウナの柔らかな熱を作るための、最初の大切な儀式です。 キシリトールだけじゃない、白樺の底力 フィンランドの白樺を語る上で欠かせないのが、キシリトール(ksylitoli)です。 …

【フィンランド・サバイバル Vol.2】1日660円で「動ける体」を作る。パリッカラ滞在の戦略的栄養投資術

Moi! Mossらです。 フィンランドのパリッカラ(Parikkala)に来て2ヶ月目。 こちらでの自炊生活にも慣れてきたので、1ヶ月(3月)の実際の自炊と食費についてまとめてみました。 特別なことではないけれど、個人的に物価高に負けないよう、下記の3原則を意識しています。 安くでも楽しく無理せずがモットーです。 ■ 3月の買い出し:1日あたりの計算 3月の買い出し合計は 116.34 EUR(約 19,196円) でした(29日間で算出)。 節約をしながらもここには僕なりのこだわりや、長期的に使える調味料への投資も含まれています。 本音はもっと節約したいですが・・・ ■ 等身大な「買い出し」と「自炊」の工夫 定番のSグループとトクマンニの使い分け 買い出しは、フィンランドでお馴染みの S-market や Sale 、そしてディスカウントストアの Tokmanni(トクマンニ) をハシゴして使い分けています。 飽きないための小さな「運用変更」 節約していても、食べる楽しみは忘れたくないものです。 記録用で映えを意識していませんでした・・・(お水が美味しいのでドリンク代も結構浮きます・・・) ■ 倒れないための「栄養」ルーティン また日々の運動やお手伝いをこなすために、これだけは欠かさない「栄養投資」です。 ■ 3月の買い出し詳細リスト 1ヶ月のやりくりのリアルな内訳です。 …

【フィンランド・食と文化 Vol.1】本場カレリアで挑む、伝統料理「カルヤランピーラッカ」自作奮闘記

Moi! モスラです。 フィンランドの春はもうすぐそこ。 日差しが少しずつ力強さを増し、森の空気もどこか緩んできたような気がします。 そんな穏やかな春の気配を感じる中、先日スーパーで見慣れない袋を見つけました。「お粥用の米(Riisipuuroon tarkoitettu riisi)」です。前から気になっていたので、この機会に買ってみることにしました。 せっかく本場カレリア地方に身を置いているのだから、この米を使って伝統料理をゼロから作ってみよう。そう思い立ったのが、今回の「カルヤランピーラッカ(Karjalanpiirakka)」作りの始まりでした。 今回のレシピ(材料) 伝統的なレシピを参考に、手近な材料でアレンジした。 理想と現実、そして「乾燥」との戦い まずは中身のお粥作りから。鍋に米と水を入れ、水分がなくなるまで炊く。そこに豆乳を加え、焦げないように弱火でじっくりと。 その間に生地を練り、棒状にしてから小さく切り分け、円形に薄く伸ばしていく。理想は、餃子の皮と同じくらいの薄さだ。 ところが、いざ包もうとした瞬間に問題が発生する。お粥が熱すぎて生地にのせられないのだ。かと言って冷めるのを待っていると、フィンランドの乾燥した空気のせいで、大事なライ麦生地がどんどん乾いていく。 このままでは成形中に生地が割れてしまう。 焦りの中で思いついたのは、お粥を冷蔵庫へ放り込み、さらに生地の乾燥を防ぐためにラップと濡れたキッチンペーパーで保護するという力技だった。 偽物疑惑と、厳格すぎる「定義」 なんとか形にして、250度のオーブンへ。 香ばしい匂いと共に焼き上がった。 だが、その姿を見た友人に「それはカレリヤンピーラッカではなくリーシピーラッカ(Riisipiirakka:ライスパイ)なのでは」と疑われてしまった。 心配になって調べてみると、驚いたことにこの料理には法的にも厳格なルールが存在した。 カルヤランピーラッカは、EUの「伝統的特産品保証(TSG)」というルールで守られているのだ。 EU官報による「本物」の定義(要約翻訳) https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:52019XC1227(03)&from=EN 1. …

【フィンランド・サバイバル(実践) Vol.1】ヘルシンキ5日間の滞在記録。限られた予算で街の解像度を上げる、私なりの工夫について

Moi! ワーホリで半年間のフィンランド生活を送っている ”Mossら”です。 フィンランド旅の始まり、ヘルシンキで過ごした最初の5日間の記録をまとめました。 物価が高いと言われる北欧ですが、自分の足で歩き、現地の公共施設を頼ることで、無理のない範囲でも十分に豊かな時間を過ごすことができました。これからフィンランドへ向かう方の一助になれば幸いです。 ■ 1日あたりの「純生活費」を振り返る 今回の滞在で、通信費や水着などの「初期投資」を除いた純粋な食費(自炊・外食)は約29ユーロでした。5日間で割ると、1日あたり約5.8ユーロ(約960円)。外食の楽しみも大切にしながら、自分なりのペースでコストを抑えることができました。 ■ 水道水と「歩き」で削る固定費 本来なら毎日数ユーロかかる飲料水代と交通費。これらを「水筒持参(水道水)」と「徒歩移動」で徹底的にカットしました。 ヘルシンキの水道水は世界最高水準の美味しさです。街を自分の足で歩き、喉が乾いたらお気に入りの水筒で水を飲むことでかなりの節約になります。 https://www.hsy.fi/en/water-and-sewers 注:フィンランドの水道水の質の高さを証明する公的機関のサイトです。 ■ 街を深く知るための「徒歩移動」 ヘルシンキの主要なスポットは比較的コンパクトにまとまっています。トラムやバスを使えば効率的ですが、あえて自分の足で歩くことで、街の細かな表情や、ふとした場所に息づく自然に気づくことができます。 路地の小さな変化やちょっとした公園や水辺で動植物を探しながら歩く時間は、何よりの贅沢でした。 街の解像度を上げるには、自分の歩幅で進むのが一番だと感じています。 ■ 滞在の拠点:安く抑えるコツとしての「ホステル活用」 今回の宿泊は、ヘルシンキでも手頃な価格帯のホステルを選びました。 5泊6日で15,915円。1泊あたり約3,180円という、この街ではかなり抑えた価格です。 単に寝る場所としてだけでなく、こうした場所には長期滞在者や旅人が集まるため、生の情報が入ってくるメリットがあります。夜には共有スペースでゲーム大会などの交流イベントが開かれることもあり、付き合いのビール(1杯6.5ユーロ)を片手に語らう時間は、一人では得られない現地のリアルを知る貴重な機会になりました。 【今回利用したホステル】 …

モイ!世界で最も幸せな国の、最もリアルな歩き方。自然ガイドのフィンランドでのサバイバル

MOI!(モイ!) フィンランドに来ました、”mossら(モスラ)”です。 なぜ「mossら」なのか。 私は日本の温泉が有名な国立公園で、ネイチャーガイドをしています。 ガイドとして、足元に広がる「小さな森」である”コケ(Moss)”をこよなく愛していること。 そしてもう一つの理由は、私の本名が、日本の特撮に登場する巨大な怪獣にどこか似ているからです。 自然という広大な世界において、人間はときに怪獣のような存在かもしれません。 けれど、そんな「怪獣」である私が、そっとしゃがみ込んで足元の小さな命を凝視する。 そんな視点を大切にしたくて、この名前を掲げて半年間の旅を始めます。 English Summary: The “Kaiju” and the Tiny Forest MOI! I’m moss-ra. I am a professional nature …